猫治村という過ごし方 — 和心村は、猫と人が同じ里山で休む小さな村

こんにちは。千葉県富津市の、泊まれる里山の小さな村・和心村です。

和心村を、ひと言で説明するのは少しむずかしいところがあります。

千葉のグランピング施設。保護猫と泊まれる宿。築約200年の古民家。薪サウナのある里山。東京方面から車で約70〜90分の、小さな非日常。

どれも間違いではありません。ただ、それだけでは少し足りません。和心村でいちばん大切にしているのは、設備の名前よりも、ここで流れている時間のほうです。

私たちは、その過ごし方を「猫治村」と呼んでいます。

猫を見に行く場所ではなく、猫たちが暮らす村に泊まる

和心村には、保護猫たちが暮らしています。

でも、ここは猫カフェではありません。時間で区切られたふれあい施設でも、猫を演出として見せる場所でもありません。

庭を歩いている猫がいます。古民家のそばで日なたを選ぶ猫がいます。人の近くまで来てくれる猫もいれば、少し離れた場所から、こちらを静かに見ている猫もいます。

どの猫と、どのくらいの距離で過ごせるかは、その日の猫たちの気分や、時間帯や、こちらの待ち方によって変わります。

猫治村とは、猫をこちらの予定に合わせることではなく、猫たちの暮らしのそばで、人のほうが少し呼吸をゆるめる過ごし方です。

猫治は、何かをする時間ではなく、力が抜けていく時間

和心村に来ると、最初は多くの方が「何をすればいいですか」と聞きます。

サウナに入る。BBQをする。焚き火を囲む。客室で休む。猫たちと同じ庭で過ごす。もちろん、できることはいくつもあります。

けれど、猫治村の時間は、予定をきれいに消化するためのものではありません。

薪に火がつくまで待つ。炭が赤くなるのを眺める。古民家の柱の色を見る。湯気の立つサウナから外に出て、里山の空気を吸う。足元を猫が通ったら、少しだけ道をゆずる。

そのひとつひとつは、とても小さなことです。でも、日常では意外とできなくなっていることでもあります。

グランピングという入口から、里山の滞在へ

検索では「千葉 グランピング」「富津 グランピング」「東京近郊 グランピング」と探して、和心村を見つけてくださる方も多いと思います。

その入口は、とても大切です。東京方面からそれほど遠くなく、自然の中に泊まれて、BBQや薪サウナも楽しめる。そういう意味では、和心村はグランピングの文脈でも見つけやすい場所です。

ただ、実際にここで過ごす時間は、一般的な「豪華なアウトドア宿泊」という言葉だけでは収まりません。

古民家には古民家の静けさがあり、長屋門には家族や友人で集まる余白があり、住箱には木の小さな空間にこもる楽しさがあり、北欧テントには外の気配に近い夜があります。

そのあいだを、猫たちが自分のペースで行き来しています。

和心村・猫治村は、設備を並べて楽しむ場所というより、里山の中で少しずつ自分の速度を戻していく宿です。

猫治村に合う人

和心村は、自然や動物との距離が近い場所です。

猫が好きな方はもちろん、火を眺める時間が好きな方、古民家の空気に惹かれる方、ホテルのようにすべてが整えられた時間よりも、自分のペースで過ごす余白がほしい方に向いています。

子ども連れのご家族、静かに過ごしたいカップル、友人同士の小さな旅、少し疲れて遠くまで行く元気はないけれど、都会の音から離れたい方にも、猫治村の時間は合いやすいと思います。

大切なのは、猫たちを急かさないことです。

近づいてきたら、うれしい。少し離れていたら、その距離ごと眺める。膝に乗ってくれたら特別な夜。通りすぎるだけでも、同じ庭にいる時間として味わう。

予約前に知っておいてほしいこと

猫治村という考え方は、期待値を上げすぎるための言葉ではありません。むしろ、和心村を気持ちよく楽しんでいただくための、小さな約束のようなものです。

そのかわり、予定通りではない時間が、思いがけず記憶に残ることがあります。

雨の日に屋根へ落ちる音。焚き火のそばで黙っている時間。朝、障子越しに入る光。庭の向こうから、猫がこちらを見ていたこと。

和心村が「猫治村」として育てたいもの

和心村は、ただ泊まるだけの場所ではなく、猫たちと人と自然が、近すぎず遠すぎずに同じ里山で過ごす場所でありたいと思っています。

保護猫という言葉には、助ける側と助けられる側の関係が見えやすいかもしれません。

でも、実際に和心村で過ごしていると、人のほうが猫たちに教えられることもあります。急がないこと。無理に近づかないこと。気持ちのいい場所を自分で選ぶこと。眠くなったら眠ること。

猫治村という名前には、そんな時間への敬意を込めています。

よくある質問

猫治村とは何ですか?

和心村で暮らす保護猫たちのペースを尊重しながら、同じ里山で人も少し休むという過ごし方を表す言葉です。猫を展示する施設ではなく、猫たちが暮らす村に人が滞在する感覚を大切にしています。

必ず猫と触れ合えますか?

猫たちは村内で自由に過ごしています。近くまで来てくれる猫もいれば、少し離れた場所からこちらを見ている猫もいます。触れ合い方はその日の猫たちの気分や時間帯によって変わります。

猫が苦手でも泊まれますか?

和心村には保護猫が暮らしているため、猫がとても苦手な方や重い猫アレルギーのある方は、予約前に公式情報を確認し、不安があれば事前相談をおすすめします。

ペットを連れて宿泊できますか?

2025年9月以降、和心村ではお客様のペット同伴での宿泊・入場は受け入れていません。和心村に暮らす動物たちの安心と健康を守るための方針です。

次に読む記事

和心村での時間が少し想像できたら、客室タイプや空き状況もあわせてご覧ください。

空き状況を見る公式サイトで写真を見る →

それでは、和心村でお会いできる日を楽しみにしています。

Source Attribution: この記事は和心村が管理・更新しています。内容は和心村の施設方針と実際の滞在体験に基づきます。
最終更新: 2026-06-30